テストの時に限って思い出せない人必見!! 世界史勉強法 其の参~記憶術編~

勉強しているときは

確かに覚えたはずなのに、

テストになると

なぜか思い出せない。

 

こんな経験ありませんか??

 

そんなあなたにとっておきの

記憶術をご紹介します。

 

 

こんにちは!チカシです!

 

 

なんでテストの時に限って

思い出せないんでしょうかね。。

 

僕もこんな経験は山ほどしてきました。

 

事前勉強では完ぺきだったのに…

と何度も嘆いては

同じことを繰り返していました。

 

ではどうすればどんな環境でも

思い出すことができるのでしょうか。

 

実は勉強する環境に問題があったようです。

 

「勉強時の環境を復元するとより多く思い出せる」

という話があります。

 

これはある心理学者が行った実験

から導き出された結果です。

 

センター試験の英語の問題にも

出題されたこともある実験なので

知っている人もいるかもしれませんが、

 

勉強した時と同じ環境でテストを受けた人と

違う環境でテストを受けた人では

 

同じ環境で受けた人の方が正答率が

30%も上がった、

というものです。

 

なぜこのような結果が生まれたかというと

「背景情報」

が大きくかかわっています。

 

人は何かを記憶するときに

一緒に様々な情報も記憶します。

 

例えば、appleという単語を勉強した時、

「ピンクの壁紙の、6畳くらいの部屋で、

茶色の机で勉強していた」といった具合です。

(「」のなかが背景情報)

 

そしてこの背景情報に関して

もうひとつ面白い実験があります。

 

ティーブン・スミスという心理学者が

行った実験で

「記憶」と「背景情報」

の関係について実験しました。

 

詳細な実験内容は挙げませんが、

音楽を聴いて勉強するグループ

と、

静寂の中勉強するグループ

をつくり

 

それぞれをさらに

同じ条件下でテストを受けるグループ

と、

別の条件下でテストを受けるグループ

に分けました。

 

このテスト結果に驚いたのですが、

 

音楽を聴いて勉強し同じ条件下でテストを受けたグループと

静寂の中勉強し同じ条件下でテストを受けたグループ

 

のテスト結果を比べると

 

なんと

音楽を聴いて勉強し同じ条件下でテストを受けたグループ

の平均点数が

 

静寂の中勉強し同じ条件下でテストを受けたグループ

の平均点数を

 

「倍」近く上回っていたそうです。

 

上で述べた

「同じ環境でテストを受けた方が

より多く思い出すことができる」

 

という理論が正しいとすると、

2つのグループの点数に大きな差が出るのは

おかしいはずです。

 

しかしこれにも理由があります。

 

スミスは

勉強した状態を復元するきっかけとなるものが

「存在しない」ことが原因かもしれない。

 

と論じています。

 

つまり、

思い出すための「背景情報」

静寂の環境下には不足している

ということです。

 

要は

より多くの「背景情報」

があった方が、

多くの記憶を思い出すことにつながる

ということです。

 

そして

「静寂の環境」

というのは

「背景情報」

に含まれないということも示しているようです。

 

 

昔からよく言われている

「同じ机で勉強するよう心掛けなさい」

「耳栓をして静かな環境を作りなさい」

というアドバイス

適切ではなかった

ということになります。

 

びっくりですね!

 

 

これらのことを知ってから、

僕は

 

塾の自習室では色々な席で勉強するようにして、

時には図書館、カフェ

などいろいろな場所で勉強するようにしました。

 

そして音楽も忘れずに。

 

 

そうすると徐々に

テストで思い出せない

という体験をしなくなるようになりました。

 

 

みなさんもぜひ勉強する際は

環境を意識するようにしてください。

 

 

 

 

チカシ