これが世界史か!!!

 はじめまして。世界史大好き、Cと申します。このブログでは私が高校生時代に行っていた世界史の勉強法を紹介していきたいと思いますが、まず初めに簡単な自己紹介をしていきたいと思います。

 私は高校生の時、部活しかしていませんでした。本当に文字通りで、テスト期間の休みの間しか勉強せず、毎年留年の危機にさらされていました。友人たちにも、親にも「お前やばいな」「大丈夫か」とよく言われていました。

 そんな私にも受験はやってきます。私は私立文系を目指していたため、英語や国語の方が重要で、世界史に多くの時間をかけて勉強していくことはナンセンスだと思っていました。しかし積み重ねがない私には時間をかけて地道に知識をつけていくという勉強法しか残っていないということも、また事実でした。

 そんな時、学校で世界史の授業を受けていてあることに気が付きました。「世界史は因果関係の積み重ねである」ということに。そしてもう一つ気が付きました。「学校の勉強法はその因果関係が分かりにくい」ということにも。

 「世界には流れを抑えろ」とよく聞きませんか?この「流れ」がまさに「因果関係」なのです。

 世界史は基本的に誰かの人生を基準に勉強していきます。でもどこの誰かも知らない人の人生なんて、覚えられるわけがないですよね。これが正常です。

 例えば、友達の友達が結婚したという話を聞いたとします。ただこの話を聞いただけだと数日で忘れてしまうかもしれません。しかしこの結婚をした友達は、実はいとこ同士で結婚していて、小さいころから周りに隠して付き合っていたという背景を聞くと、興味を持ち、より印象に残りますよね。

 実際にこのような親戚同士で政略結婚を行い、ヨーロッパで覇権を築いたハプスブルク家という王族がいます。あの有名なマリー・アントワネットハプスブルク家の出身です。しかし血族結婚の影響で後継ぎが早死することが多くなり、結局は他家に王朝を奪われてしまうということになります。

 このように単に「ハプスブルク家」と覚えるよりも、「血族結婚により覇権を築き、血族結婚により滅亡に向かったハプスブルク家」と覚えた方がより記憶に残ると思います。

 だいぶ簡単に分かりやすく説明しましたが、これが世界史です。多少複雑になったり、広範囲になることもありますが原則は変わりません。

 そしてここからが本題です。学校の世界史の授業を思い出してください。最初にヨーロッパの歴史をローマの終わりまで終わらせ、次にアジアの前近代の歴史、そして中国、イスラムと移りまたヨーロッパに戻る。これでは流れをつかもうにも以前学んでいたヨーロッパの歴史を、再び学ぶころには忘れてしまっているということになってしまいます。多くの方はここでつまずいてしまっているのではないでしょうか。

 ここで私がお勧めしたいことは、一度ヨーロッパの歴史を現代まで勉強して、次に中国、イスラムと移りましょうという勉強法です。そして一通りの流れを覚えたら横のつながりを詰めていきましょう、というものです。

 この流れを覚えてしまったら、一問一答もすいすい覚えられるようになり、私自身現役で歴史好きの猛者が集まるMRACHの史学科に合格することができました。私の高校時代を知っている友人からしたら、驚きの成績だと思います。そして世界史も面白いと思えるようになると思います。現に私は大好きになりました。

 ぜひ皆さんも周りのお友達に逆転劇を見せてやりましょう。私も皆さんに同じ体験をしていただきたいと思い、このブログを書くことにしました。なかなか成績が上がらなかった私でも成し遂げることができたので、皆さんもきっと実現できます。一緒に頑張りましょう。